偽 痛風 発熱。 偽痛風

偽痛風(関節軟骨石灰化症)の症状と原因-痛風との違い

偽 痛風 発熱

今注目が集まっている医療や健康情報を病院検索ホスピタが厳選して分かりやすくお届け! 今回は『痛風じゃない!「偽痛風」はどんな病気?』をご紹介させて頂きます。 「60歳以上」に発症する関節炎 痛風は、体に増えた尿酸の結晶が関節部分に蓄積することで炎症が起こり、突然、足やひざなどに激しい痛みがあらわれる病気です。 そして「偽痛風」という、だいぶユニークなこの病気は、発作の症状が、痛風発作に似ていることから名付けられた急性の関節炎です。 痛風との違いは、原因が尿酸ではなく、「ピロリン酸カルシウム」の結晶にあることです。 「偽痛風」は、ピロリン酸カルシウムの結晶が関節に蓄積して、激しい発作が起こります。 「ピロリン酸カルシウム結晶沈着症」に属する関節炎のなかで、痛風のように急激な発作が起こる症状を「偽痛風」という病気と名付けて分けられています。 多くは「ひざ関節」に強い痛み 偽痛風の症状は、ひざ、足首、手首、指関節、肩、ひじ、股関節などに、 (1)激しい痛み (2)腫れ (3)熱感 などが起こります。 症状がもっとも多くあらわれるのは、「ひざ関節」や「手首」といわれています。 関節リウマチのように、一度に複数の関節に症状がでることはほとんどないようです。 発作が起きた場合、人によっては、発熱を伴うことがあります。 一般的に、偽痛風の発作は、約3〜7日続くことになります。 痛風にくらべて短い期間で軽快することから、病院を受診せずにすます人が多くいるでしょう。 しかし、自然に治るケースは稀です。 症状を放置しておくと、関節の痛みが慢性化し、やがて強いこわばりが残る事態につながります。 できるだけ早めに「整形外科」を受診し、治療を開始しましょう。 痛風と「似ているところ」と「違うところ」 偽痛風の症状は、痛風より痛みは弱いといわれていますが、ある日突然あらわれるという点においては、「痛風」と「偽痛風」はかなり似ています。 しかし、痛風は圧倒的に男性患者が多いのに対して、偽痛風には男女差は見られません(医師のなかには、やや女性に多く発症すると考える人もいるようです)。 また、偽痛風は、血液中の「無機ピロリン酸濃度」が基準値であっても、関節内の軟骨組織にピロリン酸カルシウムが過剰に集まり、結晶化して蓄積される、という様子が特徴的です。 また、ピロリン酸カルシウムの結晶が関節に沈着しても、偽痛風を発症しない人もいます。 「はっきりした原因」は分かっていない 偽痛風は、ピロリン酸カルシウムの結晶が関節炎に大きく影響していることは分かっていますが、その他についてはっきりした原因は、現在のところ明らかになっていません。 遺伝、加齢、関節リウマチ、副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症などが原因の一部として考えられています。 理由は不明ですが、 (1)ひざなどの関節に損傷がある人 (2) や高血圧などの生活習慣病を抱えている人 (3)痛風を経験している人 に発症する傾向があるようです。 診断では、関節液を採取して、顕微鏡検査からピロリン酸カルシウムの結晶が見つかれば、「偽痛風」と確定されます。 治療は「痛み止め」の服用から 偽痛風の治療は、痛み止め(消炎鎮痛薬)を服用し、症状の改善をはかるのが一般的です。 薬の服用から1週間程度で改善するでしょう。 関節に強い腫れが見られ、水(関節液)が溜まっている場合は、針を刺して水を排出し、ステロイド剤やヒアルロン酸を関節内に注入する治療が選択されるでしょう。 さらに、肝臓の働きを向上させることで、ピロリン酸カルシウムの生成を抑える効果が期待できます。 「バランスのよい食事」や「適度な運動」など、生活習慣を見直すことで、肝臓の機能を上げる治療を勧められるでしょう。 専門医と相談しながら、できる範囲から治療に取り組みます。

次の

偽痛風(ぎつうふう)|診察室でよくみる大人の病気

偽 痛風 発熱

病態 [ ] 高齢者に好発し性差はない。 偽痛風における関節炎は、痛風におけるへの反応と同様のものがピロリン酸カルシウムに対して発生したものである。 すなわち、内に析出したピロリン酸カルシウムのに対する反応によって発生する。 臨床像 [ ] 急性及び慢性の結晶誘発性関節炎や関節破壊など多彩。 慢性症状(慢性関節炎)では重度の関節組織破壊が起きることがある。 好発部位は、• 膝、股、手、椎間板線維輪、恥骨結合 、肘、肩、まれに黄色靱帯() 臨床病型分類 type A : 急性偽痛風発作 type B : 偽関節リウマチ type C : 偽変形性関節症 発作あり type D : 偽変形性関節症 発作なし type E : 潜伏性あるいは無症候性 type F : 偽神経障害性関節症 その他 偽リウマチ性多発筋痛症など 症状分類• 偽痛風発作• 偽変形性関節症• 偽関節リウマチ 原因 [ ] ピロリン酸カルシウム結晶が沈着する原因は不明であるが、血液中の無機ピロリン酸濃度は高くなくても、関節局所でこれらが過剰に所在することで結晶化し、沈着すると考えられている。 下記に該当する場合に発症しやすい。 関節の外傷や損傷。 (手術を含む)• (様々な臓器・組織にタンパクが蓄積)• の血中濃度が高いために、血液中のカルシウム濃度が異常に高い。 (組織中の鉄濃度が異常に高い)• (血液中のアルカリホスファターゼ値が異常に低い疾患) なお、家族性の発症が報告される。 通常は常染色体優性パターンで遺伝し、40歳までに発症する。 症状 [ ] 関節に激烈な痛みがおこり、患部の炎症に伴うを生じる事がある。 痛風よりも痛みは弱い。 好発部位は関節で、約半数が発生する。 それ以外のほとんどの関節にも発生しうるが、関節、関節などの大きな関節のほうが発生しやすい。 やなどが誘因となる可能性もあるが、誘因がないこともある。 検査 [ ] にピロリン酸カルシウムが沈着することで、石灰化像が線状に見える。 膝関節の典型例では、に石灰化が見られる。 スクリーニング 5枚の単純XPで軟骨石灰化を確認• 膝関節 左、右)• 三角靭帯(左、右)• 骨盤正面:恥骨結合および寛骨臼をみる。 関節穿刺液検査 関節液内にCPPDが発見されれば診断は確定する。 鑑別疾患 [ ]• 、 治療 [ ] 特効薬(特異療法)は無い。 急性症状の痛みを軽減するための対症療法として、インドメタシン、ナプロキセンなどの投与。 非ステロイド系抗炎症薬• 発作の予防のためにコルヒチン• 関節液の排出とコルチコステロイドの関節内注入• 理学療法 は行われない。 診療科 [ ]• 脚注 [ ].

次の

「偽痛風」とは?原因や症状、治療法は?リハビリは必要?

偽 痛風 発熱

偽痛風 CPPD結晶沈着症 はピロリン酸カルシウム calcium pyrophosphate dehydrate :CPPD の結晶が関節腔内に沈着し、その結晶に対して炎症反応を起こす疾患である。 比較的高齢者の単関節炎 ときに多関節炎 ・発熱・炎症反応上昇を見たときは本疾患を疑うべきである。 痛風、感染性関節炎、関節リウマチ、変形性関節症等が鑑別疾患として挙げられる。 変形性関節症との合併がしばしば認められる。 頻度,年齢,部位 特発性は高齢者に多く、50歳以上の男性の7. 二次性の偽痛風は低リン血症、副甲状腺機能亢進症、ヘモクロマトーシス、低マグネシウム血症などに伴って認められる。 CPPD結晶は、膝半月板、関節軟骨、椎間板などの軟骨のみならず、腱、滑膜、滑液包など軟部組織に沈着する。 偽痛風の好発部位は膝関節・手関節・手指MP関節(第3関節)・肘関節・肩関節・股関節・足関節などだが、稀に脊椎に結晶沈着が起こる。 偽痛風の誘因 以前の関節外傷(半月板損傷など)が、数十年後に偽痛風となることがある。 低リン血症、副甲状腺機能亢進症、ヘモクロマトーシス、低マグネシウム血症が危険因子となる。 60歳未満で、偽痛風を発症した場合、上記疾患を疑い、血清鉄、フェリチン、カルシウム、リン、マグネシウム、PTH、ALPを測定すべきである。 急性の偽痛風発作の誘因としては、外傷、手術、感染症、入院などが挙げられる。 急性型 急激に発症する関節炎で単関節(膝や手関節)、または少数の関節のみが侵される。 関節の発赤、腫脹、熱感を伴う。 私の経験としては、発熱の割には重症感が余りないのが特徴である。 痛風発作の持続時間は数日から1週間程度だが、急性の偽痛風発作の場合、持続期間は数週から数ヶ月持続することがある。 慢性型 多関節炎で変形性関節症の症状と類似する。 ただ、変形性関節症では侵されにくい肩関節、手関節、手指MP関節(第3関節)でも、関節炎が認められる。 変形性関節症では、CRP、血沈などの炎症性マーカーは陰性だが、偽痛風では、陽性となる。 時には関節リウマチと鑑別が困難な状態となることがあり、「偽リウマチ」と言われることもある。 診断 血液検査(CRP, WBC, 血沈などの炎症反応上昇)、単純X線写真(半月板の石灰化像やほかの関節の軟骨の石灰化)、関節穿刺(感染の除外および結晶の有無:ピロリン酸カルシウム結晶は長方形状・棒状・板状の結晶、痛風の尿酸結晶は針状)が特に重要である。 診断は臨床所見や病歴も含めて総合的に行う必要がある。 発作性に関節炎が起こり、無治療・NSAIDs内服で軽快する事を観察することで偽痛風と診断されることもある。 治療 急性偽痛風発作 基本的には痛風発作と同じで、まず、関節ステロイド注射が可能であれば、関節ステロイド注射を行う。 当院では、関節ステロイド注射の代わりに、リポ化ステロイド(リメタゾン)静注で対応している。 関節ステロイド注射ができない場合は、コルヒチンの内服を行う。 コルヒチン 0. 5〜1mgを内服する。 コルヒチンの投与は急性発作を予防するのにも有効である。 重篤な肝障害や腎障害などがあり、コルヒチンが投与できない場合は、NSAIDS(非ステロイド系消炎鎮痛剤)を投与する。 高齢者でNSAIDS投与が困難な場合は、少量のプレドニゾロン内服で対処する。 慢性偽痛風の治療 急性偽痛風発作に比べ、治療が困難となる。 罹患関節が少ない場合は、関節ステロイド注射で対応する。 コルヒチン内服(0. 5〜1mg)、NSAIDS内服、少量プレドニゾロン内服(5〜10mg)を患者の状態に合わせて選択すべきである。 ヒドロキシクロロキンやメトトレキサートが有効であったという報告もあるが、日本では保険適応ではない。 疼痛が強く、滑膜炎の強い場合は人工関節置換術が必要なこともある。 Crowned dens syndrome 第2頚椎の歯突起 dens 周囲に結晶沈着することでおこる疾患で、歯突起が王冠をかぶっている crowned 、という事で名づけられた。 症状 発熱・激しい後頚部痛・頭痛・項部硬直・首がまわらない 所見 神経学的異常所見はないが、ほぼ全員に頚部運動制限あり 診断 CTにて歯突起周囲に石灰化をきたしていること、炎症反応上昇 WBC, CRP 、くも膜下出血・髄膜炎・敗血症・側頭動脈炎・リウマチ性多発筋痛症・癌骨転移・椎体椎間板炎など他疾患を除外する必要あり 治療 偽痛風の治療と同じ 参考文献 N Engl J Med 2016;374:2575-84.

次の