男たちの大和 映画 動画。 映画『男たちの大和/YAMATO』の動画フルを、DailymotionやPandora以外で無料で見れる方法!?

GYAO!が8月15日に向け「男たちの大和/YAMATO」など戦争にまつわる映画やアニメを無料配信

男たちの大和 映画 動画

戦争物はどちらかといえば苦手なので、話題作ながらもずっと通り過ごしてきました。 思ったよりも地味な感じで、戦争を決して美化するものでもなく、わりと、ぐいぐいと物語が自分の中に入ってきました。 途中、ナレーションがあったり、時系列の説明が入ったり、実写のドキュメンタリーの映像が挿入されたりで、勉強にもなりました。 見ておいて損のない映画だと思います。 年少兵も多かったのですが、人物の区別もでき、かなり、わかりやすく見ることができました。 奥田英二が出撃前に言った言葉 我々は死に場所を与えられた。 捨て身の攻撃精神を発揮し、日本海軍最後の艦隊として 全国民の輿望(よぼう)に応えよ。 片道の燃料しかなく、もはや援軍もなし。 ただ、真っ直ぐ突き進むしかないという状況。 「生」と「死」について、深く考えされられました。 生きる覚悟、死ぬ覚悟、死二方用意。 平和な今の時代では、想像もできない、筆舌に尽くしがたい辛苦が兵士たちにはあり、戦争で生き残った人には、恥のような罪悪感があり、生きる勇気も要るのだと思いました。 最後の余貴美子と松ケンのやりとりが、一番、胸が熱くなりました。 「あんた一人、ぬけぬけとよう帰ってきたのう」 と罵倒されながらも、神尾が西の母親からお弁当をもらい 神尾が土下座して、 許してください。 自分だけ生き残って帰ってきてしもうて。 ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい…… 戦後60年記念作品。 レンタルDVDで2回目の鑑賞。 松山ケンイチ演じる年少兵の目線を通して戦争の悲惨さを描いているところが本作の良さだなと思いました。 否応無しに彼らに感情移入できました。 それぞれの抱える想いが胸に沁みて来ました。 母親が息子におはぎを食べさせようとするシーンで、強く胸が締め付けられました。 明日戦場へと赴いてしまう我が子に、心を籠めた美味しいものを食べさせてやりたい…。 そして翌朝、送り際の「体に気を付けてな」、「死んだらいけんよ」…涙が止まりませんでした。 想像することしかできませんが、愛する息子を戦地に送り出さねばならない母親の心痛や如何ばかりか…。 こんなに残酷なことが再び繰り返されてはならない…。 松山ケンイチは大和沈没を生き残るも、「何故お前だけ帰って来た」と罵詈雑言を浴びせられてしまいます。 果たして、生き残った意味とは…命を懸けて貫こうとした想いを次に託すためだったのかもしれないな、と…。 今、私たちが生きられていること…その根底には様々な人々の想いの積み重ねがあるからこそだと感じました。 今日の平和の礎となった尊い犠牲、その命の重みを、今一度考えなければならないのではないかと思いました。 多くの人々を飲み込んで海底深く沈んで行った大和。 それはまるで墓標のように静かな海底に身を横たえています。 巨大な船体、砲弾の薬莢、砲塔の残骸…壮絶な戦闘の痕を生々しく残しながら、痛烈なメッセージを発信し続けているように感じました。 決してそのことを、忘れてはならない…。 戦艦大和の沖縄特攻物語という素材は最で、海外受けもしそうだし、映画の脚本にもしやすい。 特にアメリカには受けそう。 なのに日本人が撮ると何故こんなにもダサくなるのか。 演出が臭い。 というかダサい。 偽物感が隠しきれてない。 まず、音がクソ。 舐めすぎ。 事あるごとにいちいちゴミみたいなBGM流すんじゃねえ。 緊張感なくなるやん。 音響も主砲三式弾の音以外は全て手抜き。 そーゆー手抜きが作品を台無しにしてんのがわかんねーのか。 画面もクソダサい。 カット割りや画面構成をドラマ風に撮るなよバカ。 ドラマでやってろカス。 なんの工夫もない。 製作者の絵に対する情熱が微塵も感じられない。 ほんと観てないとこで手抜きするよねお前。 大和に乗船するシーンは良いけどね。 あと、リアル感のない演出ほんとうにやめろ。 ケツバットで骨殴ったろ!うおおおお!とか、病院抜け出してきましたとか、そんな五流子供騙しアニメみてーな展開ねーだろwにこにこぷん観に来たんと違うぞ。 昔の人をバカにすんな。 瑣末な部分を手抜きしてるせいで、すげーダサい映画になってる。 勿体無い。 まぁ要するに、黒澤明にもっと学べ。 とは言え、瑣末な部分を抜きにした物語の本筋は結構好きで、 上官の優しい一面もちゃんと描いていて、というか、どこにでもいる面倒見の良い先輩。 その辺は現実感あってよかった。 負けて目覚めるとか、良いセリフだよね。 昔の人もバカじゃない。 結構今の人と同じこと考えてるんだよ。 あと、ラストで 生きさせてもらってありがとうございました。 って言うシーンも良い。 この辺のメッセージはちゃんと伝わった。 過去から現代が地続きなんですよ、っていう感じがちゃんと出ててうまく繋がってた。 特攻作戦はいろいろ批判されるけど、特攻で死んでいった人達がいたおかげで、アメリカ軍は本土上陸作戦を変更し、戦争終了まで本土に上陸できなかった。 上陸されてたら、犠牲者はもっと出ていたし、アメリカ、ソ連、イギリスにより、日本が分割統治され、朝鮮半島のように東西に国が二分されていたかもしれない。 特攻で死んでいった人達は守ってくれた。 特攻作戦がかなりの戦果を挙げたお陰で、皆さんは知らないかもしれないですけど、だからこそ、日本人は舐められないんですよ。 戦争で死んでいった人達が何一つ守れなかったなんてことはなく、ちゃんと守ってくれたじゃないですか。 本当にありがとうございます。 それとデカい大和を強調するシーンはやっぱりいいね。 甲板に人がたくさんいるシーンとか、上手いと思う。 が、やはり戦争物を見に来るのは圧倒的に高齢者。 出兵時に島の陰から大和が出てきた時には「大和が島に見えるくらい大きかった」と話される年配のお客さまもいた。 当時は食い物も無く仕事も無く、農家の次男、三男となると分けてもらえる農地も無く兵隊になれば白い米が食べられる……とそれだけで徴兵に応じる人も少なくなかったらしい。 映画では人力で砲弾運んでるのを見たら、無理な戦闘で命を消費しながら根性だけで戦争しているのがよくわかる。 あの異様な空気を持つ社会を現在で見直すと異常であると思うがあの時代は逆らえば、親族にも影響があり選択の自由など無い。 そうやって戦後生き残った人々は心に罪を持ち、亡くなった方たちを英霊と持ち上げて誤魔化しているように思ってしまった。 死んでから褒めようが彼等は帰ってこない。 空の箱を渡された家族はどう思っただろうか? 私には自分達の身代わりに死んでくれたとしか思えない。 戦後70年経ち、守られた筈の遺族と遺族会への参加者が激減している。 命を盾に家族を守ろうとした英霊が守ったのは何だったのか?考えてしまった。 総合70点 ( ストーリー:75点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 ) 大和という巨大戦艦が登場しながら、描かれる中心は艦内の下士官と兵士たちで、戦争における戦術が細かく取り上げられるわけではない。 戦闘艦としての大和のこともそれほど描写されないしこれならば別に大和である必然性はないような気もするが、名もなき一般兵士と彼らに密接な一般市民という目線で戦争を描くのはありだと思う。 当時の人々の市井での生活や戦争に対する心構えや軍隊での日常、そして実戦を経験して死に直面し終戦を迎えた辛苦は表現されていた。 平和な時代を生きられて幸せだとつくづく思う。 しかし作品の冒頭、鹿児島から船を借りようとする場面、あまりに状況を説明しようとしすぎる科白や演出にはかなり白けた。 これはもうちょっと何とかならないものか。 だが過去の話から現代に再び帰ってきた最後のほうは、それまでの経過を踏まえて良いと思えた。 大和の実物大模型を尾道の造船所に製作した美術は大掛かりだが、作り込みは必ずしも最高とは言えないし、戦闘場面を中心にCGはまだまだ。 努力は認めるが、作り物感が滲み出てしまう。 でもこの映画は戦闘の迫力に重点を置いているのではないだろうから、こんなものだろうと割り切った。 実は尾道までこの大和の模型を見学に行ったのだが、出来の質感はともかくとして大和の大きさを漠然と捉え実感するにはいい体験だった。

次の

映画「男たちの大和/YAMATO」の名言で

男たちの大和 映画 動画

戦争物はどちらかといえば苦手なので、話題作ながらもずっと通り過ごしてきました。 思ったよりも地味な感じで、戦争を決して美化するものでもなく、わりと、ぐいぐいと物語が自分の中に入ってきました。 途中、ナレーションがあったり、時系列の説明が入ったり、実写のドキュメンタリーの映像が挿入されたりで、勉強にもなりました。 見ておいて損のない映画だと思います。 年少兵も多かったのですが、人物の区別もでき、かなり、わかりやすく見ることができました。 奥田英二が出撃前に言った言葉 我々は死に場所を与えられた。 捨て身の攻撃精神を発揮し、日本海軍最後の艦隊として 全国民の輿望(よぼう)に応えよ。 片道の燃料しかなく、もはや援軍もなし。 ただ、真っ直ぐ突き進むしかないという状況。 「生」と「死」について、深く考えされられました。 生きる覚悟、死ぬ覚悟、死二方用意。 平和な今の時代では、想像もできない、筆舌に尽くしがたい辛苦が兵士たちにはあり、戦争で生き残った人には、恥のような罪悪感があり、生きる勇気も要るのだと思いました。 最後の余貴美子と松ケンのやりとりが、一番、胸が熱くなりました。 「あんた一人、ぬけぬけとよう帰ってきたのう」 と罵倒されながらも、神尾が西の母親からお弁当をもらい 神尾が土下座して、 許してください。 自分だけ生き残って帰ってきてしもうて。 ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい…… 戦後60年記念作品。 レンタルDVDで2回目の鑑賞。 松山ケンイチ演じる年少兵の目線を通して戦争の悲惨さを描いているところが本作の良さだなと思いました。 否応無しに彼らに感情移入できました。 それぞれの抱える想いが胸に沁みて来ました。 母親が息子におはぎを食べさせようとするシーンで、強く胸が締め付けられました。 明日戦場へと赴いてしまう我が子に、心を籠めた美味しいものを食べさせてやりたい…。 そして翌朝、送り際の「体に気を付けてな」、「死んだらいけんよ」…涙が止まりませんでした。 想像することしかできませんが、愛する息子を戦地に送り出さねばならない母親の心痛や如何ばかりか…。 こんなに残酷なことが再び繰り返されてはならない…。 松山ケンイチは大和沈没を生き残るも、「何故お前だけ帰って来た」と罵詈雑言を浴びせられてしまいます。 果たして、生き残った意味とは…命を懸けて貫こうとした想いを次に託すためだったのかもしれないな、と…。 今、私たちが生きられていること…その根底には様々な人々の想いの積み重ねがあるからこそだと感じました。 今日の平和の礎となった尊い犠牲、その命の重みを、今一度考えなければならないのではないかと思いました。 多くの人々を飲み込んで海底深く沈んで行った大和。 それはまるで墓標のように静かな海底に身を横たえています。 巨大な船体、砲弾の薬莢、砲塔の残骸…壮絶な戦闘の痕を生々しく残しながら、痛烈なメッセージを発信し続けているように感じました。 決してそのことを、忘れてはならない…。 戦艦大和の沖縄特攻物語という素材は最で、海外受けもしそうだし、映画の脚本にもしやすい。 特にアメリカには受けそう。 なのに日本人が撮ると何故こんなにもダサくなるのか。 演出が臭い。 というかダサい。 偽物感が隠しきれてない。 まず、音がクソ。 舐めすぎ。 事あるごとにいちいちゴミみたいなBGM流すんじゃねえ。 緊張感なくなるやん。 音響も主砲三式弾の音以外は全て手抜き。 そーゆー手抜きが作品を台無しにしてんのがわかんねーのか。 画面もクソダサい。 カット割りや画面構成をドラマ風に撮るなよバカ。 ドラマでやってろカス。 なんの工夫もない。 製作者の絵に対する情熱が微塵も感じられない。 ほんと観てないとこで手抜きするよねお前。 大和に乗船するシーンは良いけどね。 あと、リアル感のない演出ほんとうにやめろ。 ケツバットで骨殴ったろ!うおおおお!とか、病院抜け出してきましたとか、そんな五流子供騙しアニメみてーな展開ねーだろwにこにこぷん観に来たんと違うぞ。 昔の人をバカにすんな。 瑣末な部分を手抜きしてるせいで、すげーダサい映画になってる。 勿体無い。 まぁ要するに、黒澤明にもっと学べ。 とは言え、瑣末な部分を抜きにした物語の本筋は結構好きで、 上官の優しい一面もちゃんと描いていて、というか、どこにでもいる面倒見の良い先輩。 その辺は現実感あってよかった。 負けて目覚めるとか、良いセリフだよね。 昔の人もバカじゃない。 結構今の人と同じこと考えてるんだよ。 あと、ラストで 生きさせてもらってありがとうございました。 って言うシーンも良い。 この辺のメッセージはちゃんと伝わった。 過去から現代が地続きなんですよ、っていう感じがちゃんと出ててうまく繋がってた。 特攻作戦はいろいろ批判されるけど、特攻で死んでいった人達がいたおかげで、アメリカ軍は本土上陸作戦を変更し、戦争終了まで本土に上陸できなかった。 上陸されてたら、犠牲者はもっと出ていたし、アメリカ、ソ連、イギリスにより、日本が分割統治され、朝鮮半島のように東西に国が二分されていたかもしれない。 特攻で死んでいった人達は守ってくれた。 特攻作戦がかなりの戦果を挙げたお陰で、皆さんは知らないかもしれないですけど、だからこそ、日本人は舐められないんですよ。 戦争で死んでいった人達が何一つ守れなかったなんてことはなく、ちゃんと守ってくれたじゃないですか。 本当にありがとうございます。 それとデカい大和を強調するシーンはやっぱりいいね。 甲板に人がたくさんいるシーンとか、上手いと思う。 が、やはり戦争物を見に来るのは圧倒的に高齢者。 出兵時に島の陰から大和が出てきた時には「大和が島に見えるくらい大きかった」と話される年配のお客さまもいた。 当時は食い物も無く仕事も無く、農家の次男、三男となると分けてもらえる農地も無く兵隊になれば白い米が食べられる……とそれだけで徴兵に応じる人も少なくなかったらしい。 映画では人力で砲弾運んでるのを見たら、無理な戦闘で命を消費しながら根性だけで戦争しているのがよくわかる。 あの異様な空気を持つ社会を現在で見直すと異常であると思うがあの時代は逆らえば、親族にも影響があり選択の自由など無い。 そうやって戦後生き残った人々は心に罪を持ち、亡くなった方たちを英霊と持ち上げて誤魔化しているように思ってしまった。 死んでから褒めようが彼等は帰ってこない。 空の箱を渡された家族はどう思っただろうか? 私には自分達の身代わりに死んでくれたとしか思えない。 戦後70年経ち、守られた筈の遺族と遺族会への参加者が激減している。 命を盾に家族を守ろうとした英霊が守ったのは何だったのか?考えてしまった。 総合70点 ( ストーリー:75点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 ) 大和という巨大戦艦が登場しながら、描かれる中心は艦内の下士官と兵士たちで、戦争における戦術が細かく取り上げられるわけではない。 戦闘艦としての大和のこともそれほど描写されないしこれならば別に大和である必然性はないような気もするが、名もなき一般兵士と彼らに密接な一般市民という目線で戦争を描くのはありだと思う。 当時の人々の市井での生活や戦争に対する心構えや軍隊での日常、そして実戦を経験して死に直面し終戦を迎えた辛苦は表現されていた。 平和な時代を生きられて幸せだとつくづく思う。 しかし作品の冒頭、鹿児島から船を借りようとする場面、あまりに状況を説明しようとしすぎる科白や演出にはかなり白けた。 これはもうちょっと何とかならないものか。 だが過去の話から現代に再び帰ってきた最後のほうは、それまでの経過を踏まえて良いと思えた。 大和の実物大模型を尾道の造船所に製作した美術は大掛かりだが、作り込みは必ずしも最高とは言えないし、戦闘場面を中心にCGはまだまだ。 努力は認めるが、作り物感が滲み出てしまう。 でもこの映画は戦闘の迫力に重点を置いているのではないだろうから、こんなものだろうと割り切った。 実は尾道までこの大和の模型を見学に行ったのだが、出来の質感はともかくとして大和の大きさを漠然と捉え実感するにはいい体験だった。

次の

映画「男たちの大和/YAMATO」の名言で

男たちの大和 映画 動画

『男たちの大和 YAMATO』75点 (100点満点中) 思想色は薄い、感動の戦争ドラマ 2005年は戦後60周年ということで、 『ローレライ』『亡国のイージス』『戦国自衛隊1549』といった、軍事大作の公開が続いた。 しかし、大東亜戦争(太平洋戦争)を真っ向から描いた戦争大作は、今年最後を締めくくるこの『男たちの大和 YAMATO』だけだ。 製作発表時から、大いに期待されてきたこの作品の出来は、いったいどうなのか。 戦艦大和の生き残りを父に持つヒロイン(鈴木京香)は、父の生き様を知るため、漁船を借りて大和の沈没地点に向かう。 そしてその道すがら、父の同僚だった船長から、大和の沖縄水上特攻作戦の真実を聞かされる。 さて、沖縄水上特攻作戦とは、史上最強かつ最大だった戦艦大和最後の作戦の事だ。 当時の日本は、すでに敗色が濃厚。 だが、本土たる沖縄を守るため、彼らは航空支援が無いにもかかわらず、上陸した米軍を艦砲射撃で殲滅するため、護衛艦隊と共に出撃した。 しかし、400機近い圧倒的戦力の米軍機から猛烈な攻撃を受け、乗員2千数百名と共に、東シナ海の藻屑と消えたのだ。 『男たちの大和 YAMATO』の物語は、その作戦を中心に描いたものだが、焦点は乗組員とその家族、恋人たちに当てられている。 つまり、 「彼らは、どんな思いでこの作戦に挑んだのか」=「どんな思いで死地に挑んだのか」を丁寧に描いた人間ドラマである。 よって、米軍側に対する描写は一切無い。 米軍=悪という、単純な構図にならないあたり、いかにも日本らしい。 日本軍兵士を、血の通った人間として描いている点は評価に値しよう。 騙されたのでも、洗脳されたのでもなく、明確な国家防衛の意思を持って、自ら戦いに挑んだ若者たちの姿が、否応無しに涙を誘う。 ただし、歴史にうるさい人、とくに保守派の人たちにとっては、いくつかの不満が残るだろう。 つまりこの映画は、 思想的にはかなり薄まった内容になっていると言うことだ。 なにしろ邦画としては最大級の、 30億円をかけた超大作だから、余計な商売上のリスクは犯せないといったところか。 その分、万人向けの、ベーシックな戦争ドラマになっているわけだが。 具体的には、まず、 靖国神社という単語が一切出てこない。 そして、 この作戦の発案過程の描き方が、かなり強引である。 これでは、途中で迎撃されるのが確実なのに、天皇陛下がやれと言ったから仕方なくやった、というような印象を受けてしまう。 実際のところは、呉でじっとしていてもやられるのだから、不利を承知で出撃した、という側面もあったはずなのだが。 また、これは特攻作戦全般に言えることだが、日本人は死んでも抵抗するのだ、という姿を見せておかなければ、民族単位で叩き潰されてしまうから、やむなくあんな悲壮な作戦が実行されたのだ。 当時の国際情勢、とくにアメリカという国は、それほど容赦無い相手だったと言うことだ。 映画の中で長嶋一茂が「この国は、一度負けないと立ち直れない」というような事を言っていたが、それと同時に、上記のような事も主張してほしいところだった。 映画の見所は、やはり 6億円をかけた大和のセット、そして戦闘シーンということになるだろう。 セットについては文句なしの素晴らしい出来映えだが、いかんせんそこで予算がつきたか、劇中の世界には奥行きが無い。 まるで、この世には大和一隻しか存在しないような、そんな映画になっている。 僚艦の存在もまるで感じられないし、言ってみれば6億のセットを舞台にした演劇みたいなものだ。 これは、大和の全景をほとんど描写していない点に原因がある。 戦闘シーンにおいても、カメラは常に甲板のどこかにあり、甲板上ばかりを写している。 大和を離れ、空中からの構図や海上からの構図を頻繁にはさんでいけば、もっとスケール感のある、良いシークエンスが出来あがったはずなのだが。 しかし、CGで描くのが大変だったのか、そうしたショットは少なく、非常に残念だ。 ただし、肉片が飛び散り、火薬の匂いも伝わってくるかのような凄惨極まりない戦闘場面自体には、かなりの迫力、臨場感がある。 仲間がバッタバッタと倒れても、 決して一歩も引かずに戦うその姿に、私は強く胸を打たれた。 ここまで追い詰められるまでに、どうにかならなかったものかと、その理不尽さにも腹が立った。 また、もうひとつ評価したいのは、久石譲による音楽で、これは彼の映画音楽の最高傑作じゃないかと思うほど良かった。 まとめとして、映画自体は、タイタニックと同じ構成だったり、随所に古臭さを感じさせるなど、センスの悪いものではある。 ただし、 「当時、命がけで日本を守ろうとした男たちがいた」というテーマを現在に伝えるという、大きな目的はしっかりと遂げている。 少なくとも、冒頭にあげた軍事もの大作の中では、ダントツに見るべき価値のある作品といえる。 私自身、ほかの映画は2度見る気はしないが、この『男たちの大和 YAMATO』だけは、公開されたら自腹でもう一度観に行くつもりだ。 批評する目で観るのではなく、純粋に味わい、楽しむために。

次の