マスクを着けると顔の温度がどう変化するのか、サーモグラフィーを使って実際に測ってみました。 正午前に渋谷の街中で測定したところ、マスクをしていない状態では口元の温度は36度前後になっていました。 マスクを着けると、温度はすぐに3度ほど上がり39度から40度を示しました。 マスクをしたまま5分ほどたつと、マスクの内側に熱がこもって、口の周りに汗をかき始めるのがわかりました。 マスクを着用していない時に比べてかなり暑さを感じ、時間がたつに連れて息苦しい感覚もありました。 専門家「マスクで熱中症リスク高まる」 熱中症に詳しい日本医科大学大学院の横堀將司教授は「マスクによって一概に熱中症になりやすいということではないが、マスクを着けると呼吸がしにくくなり、心拍数や呼吸数が1割ほど増えるというデータがある。 そこに運動や気温の急激な上昇が加わると、熱中症になるリスクが高まる」と指摘しています。 そのうえで「マスクで飛沫感染を防ぐことは重要だが、高齢者や1人暮らしの人は特に熱中症に注意が必要だ。 屋外であれば木陰などの人が少ない場所でマスクを外して休むことも心がけ、さらに汗で湿ると通気性が悪くなるので、マスクを適度に取り替えることもしてほしい」と話しています。 その主な内容です。 マスクの着用 マスクは飛沫の拡散予防に有効だが、着用していない場合と比べると心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど身体に負担がかかることがある。 高温や多湿といった環境下でのマスク着用は熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合にはマスクをはずすようにする。 マスクを着用する場合には強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がける。 また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することも必要。 エアコンの使用 熱中症予防のためにはエアコンの活用が有効。 ただし、一般的な家庭用エアコンは空気を循環させるだけで換気はしていない。 新型コロナウイルス対策のためには冷房時でも窓を開けたり換気扇を使ったりして換気を行う必要がある。 この場合、室内温度が高くなりがちなので、エアコンの温度設定を下げるなどの調整をする。 涼しい場所への移動 少しでも体調に異変を感じたら速やかに涼しい場所に移動することが熱中症予防に有効。 人数制限等により屋内の店舗等にすぐに入ることができない場合は屋外でも日陰や風通しのよい場所に移動する。 日頃の健康管理 毎朝など決まった時間の体温測定、健康チェックは熱中症予防にも有効。 平熱を知っておくことで発熱に早く気づくこともできる。 日頃から自分の身体を知り、健康管理を充実させ、体調が悪いと感じたら無理せず自宅で静養する。 専門の医師の学会が緊急の提言をまとめ、本格的な夏を迎える前の今のうちから体を暑さに慣らしておくよう呼びかけています。 新型コロナウイルスの感染を防ぐ「新しい生活様式」の一環としてマスクの着用が求められる中、日本救急医学会など専門の医師の4つの学会が熱中症を予防するための緊急の提言をまとめました。 提言では、マスクを着用していると呼吸の頻度や心拍数、それに体感温度が上昇し体に負担がかかるとして、人と距離をとったうえで適宜マスクを外して休憩し、こまめに水分をとるよう呼びかけています。 また、ウイルスへの感染を防ぐため室内を換気する際は気温が上がらないようカーテンなどで直射日光を避け、エアコンをこまめに使ってほしいとしています。 さらに、本格的な夏を迎える前の今の時期のうちに暑さに体を慣らしておくため、家の中で座ったまま過ごさず足踏みや体操など軽い運動をしたり、人ごみを避けて散歩したりすることなどを呼びかけています。 特に一人暮らしの高齢者などは屋内で熱中症になることが多いため、周囲の人が頻繁に声をかけてほしいとしています。 日本救急医学会の嶋津岳士代表理事は「ことしは熱中症で発熱した患者と新型コロナウイルスの患者とが区別できず、受け入れの搬送先が見つからず治療が遅れてしまうおそれもあるので、ぜひ対策を心がけてほしい」と話していました。 総務省消防庁によると、去年、5月から9月までに熱中症で病院に搬送された人は全国で7万1317人。 委員会は「新型コロナウイルスへの対応でキャパシティを超えつつある医療機関に例年通りの熱中症患者が搬送されたら、日本の医療機関の多くが機能しなくなるリスクがある」として、熱中症対策の徹底を強く呼びかけました。 マスクと外出自粛 熱中症リスク増加 提言でまず指摘しているのは、ことしはマスクの着用や外出の自粛で、熱中症のリスクが高まっているということです。 外出の自粛で運動不足になると汗をかいて体温を下げる体の準備が十分にできないほか、水分を貯める機能のある筋肉が減り脱水状態になりやすいからだといいます。 さらに、マスクをつけていると体内に熱がこもりやすく、のどの渇きも感じづらくなり、知らないうちに脱水が進んで熱中症になるリスクがあるとしています。 熱中症予防 7つのポイント 提言では予防のための7つのポイントを紹介しています。 ドラッグストアなどで販売されています。 のどがあまり乾かない人や、トイレに頻繁に行くのを気にして水分摂取を避けてしまう人もいるかもしれませんが、経口補水液は少量で効率よく、塩分補給ができます。 食欲がなく3食きちんと食べられないという状況でも、1日500ミリリットルの経口補水液を1時間くらいかけてゆっくり1本飲むことなどで、水分と塩分を補うことができるといいます。 市販のものが近くで手に入らない場合のために、「教えて!『かくれ脱水』委員会」は、ホームページで、家庭向けに経口補水液の作り方も紹介しています。 熱中症は十分に予防ができる病気なので医療を守り、自分自身を守るために、これからの季節はぜひ予防を徹底してもらいたいと思います」と呼びかけています。 大手の建材メーカーや空調機器メーカーは、効果的な換気方法を紹介し、感染拡大や熱中症の予防に役立ててほしいとしています。 ポイントは「窓の開け方」 大手建材メーカーの「YKK AP」は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、窓を活用した効果的な換気方法についてホームページなどで紹介しています。 それによりますと「開ける窓は1か所より2か所」で、「2方向の窓を開ける」こと、「部屋の対角線で通風するとさらに効果的」だということです。 引き違い窓は2か所開ける ただ、住宅の密集地のマンションなど窓が1か所しかないというケースもあります。 そんなときは、室内ドアやほかの部屋の窓を開けて風の通り道を作ったり、扇風機などで空気をかくはんしたりすれば、換気ができるということです。 特に横にスライドする引き違い窓では窓を真ん中に寄せて、両側を開けるようにすれば、2か所から空気を取り込めて効果的だということです。 このためエアコンの使用時にも時々、窓を開けるなどして換気するよう呼びかけているといいます。 消費電力を抑えて換気するには エアコン使用中に窓を開けるのは電気代がもったいないと思う人もいるかもしれません。 担当者は消費電力を抑えながら換気する方法について教えてくれました。 それによりますと、エアコンで消費電力が多くなるのは電源を入れた時なので、使用中のエアコンは電源を切らず、つけたままの状態で窓を開けること。 また、外気が入って部屋の温度が上がるとエアコンの消費電力が増えるため、換気の前には温度設定を少し高くしてから窓を開けることが大切だということです。 「YKK AP」と「ダイキン工業」の担当者は、上手に換気して、感染拡大や熱中症の予防に役立ててほしいと話しています。 通常、体から熱を逃がすには汗をかく必要がありますが、上手に汗をかくには、暑さに徐々に慣れていく「暑熱順化」の必要があるということです。 例年は初夏の時期から少しずつ暑さに慣れて、汗をかきやすいいわば「夏の体」に変わるはずが、ことしは外出の機会が減っているため「暑熱順化」進まないというのです。 適度な運動・風呂も活用 自宅で「暑熱順化」を進める方法もあります。 適度に運動をしたり、時々お風呂につかったりして汗をかくことで、暑さに慣れることも有効だということです。 ただ、その際は水分補給を忘れないようにして、無理のない範囲で行ってください。 自宅でも高齢者など注意 一方で、暑い時期になると熱中症の搬送が最も多くなるのも自宅です。 暑いときは適切にエアコンを使い、水分補給を心がけてください。 特に外出自粛が広がる中、一人暮らしの高齢者などは人との交流が減り、熱中症への注意喚起をうける機会も減ります。 暑い日には離れて住む家族や近所の人が電話をかけて、体調は大丈夫か、適切にエアコンを使っているかなど、確認することも大切だということです。 マスクによる暑さにも注意 マスクをして買い物など外出する際にも注意が必要です。 吸い込む空気が暖かくなり、体から熱が逃げにくくなるほか、マスクをして呼吸することで多くのエネルギーを使い、体温が高くなりやすいからです。 外出している際にだるさや暑さを感じたら、日陰など涼しいところで休憩する、水分をしっかりとって体を冷ますことなどを心がけてほしいとしています。 経験のない夏 いつも以上に注意を 三宅センター長は「新型コロナウイルスと熱中症という両方の対策せざるをえない、誰も経験したことのない夏になる。 どんな影響が出るかデータがないのが現状であり、一人一人が熱中症に対していつも以上に注意をして、慎重になることが大事だと思う」と話しています。 今回は、予防につながる有効な「換気」のしかた、そしてもし家庭内で感染者が出た場合や疑いがある時に「家庭内での隔離」について、簡単で有効な方法を専門家に聞きました。 上手な換気のポイントは 建物の空調に詳しい日本建築学会に所属する東京工芸大学の山本佳嗣准教授は、上手な換気のポイントは窓や扉を開けて空気の流れをつくることだといいます。 できれば1面の窓だけでなく、別の面の窓や扉も同時に空けて、外気を取り入れる「給気」と空気を外に出す「排気」のルートをつくります。 窓が1つしかない時は しかし、部屋に窓が1つしかない場合もあります。 この時に有効なのが扇風機です。 扇風機を窓の近くに置き、窓のほうに向けて回します。 そうすると、部屋の空気が扇風機によって窓の外に排気されやすくなります。 この方法だと、窓の上のほうから外の空気が部屋の中に入ってくる風の流れも発生するといいます。 扇風機を使うと窓が1つでも、部屋の換気を進めることができます。 「エアコン」と「換気」の両立を この時期、気になるのがエアコンを使うときの換気だと思います。 そもそも、ほとんどの家庭用エアコンは室内の空気を循環させるだけで換気の働きはありません。 また多くの人はエアコンを使う時は部屋の窓を閉じていると思います。 暑い季節が近づき、エアコンを使う場合の換気について山本准教授は「両立」を提言しています。 暑くなりすぎたと感じた時は、一時的に窓を閉めたり、開口部を狭くしたりして部屋を冷やしてください。 室温は体感で調整するといいといいます。 このとき、窓は閉めていてもよいということです。 家は換気扇を使うと必ずどこからか空気が入るように設計されていて、自然に空気の流れが発生するようになっているといいます。 自宅内の「エリア分け」対策 続いて、もし家族の誰かに感染の疑いがでた場合や実際に感染が確認された場合にはどうしたらいいのでしょうか。 状況によっては自宅療養になることもあります。 このときに有効になるのが、自宅内の「エリア分け」の対策です。 日本環境感染学会の専門家もその重要性を指摘しています。 国際医療福祉大学 松本哲哉教授 「自宅に感染者がいる場合、物理的に離れることと、接触する可能性がある部分をきちんと消毒することがまず大切です。 そのうえで基本的にはどこか個室を与えて、そこから出ない対応が大事になってきます。 新型コロナウイルスは、接触か飛まつ感染のカテゴリーだが、エアロゾルなどの表現で、ウイルスが飛まつの範囲を超えて広範囲に広がっていくのではないかとも指摘されています。 感染者がいる部屋の空気が別の家族がいる部屋に流れるのは、リスクを高めることになるので、注意する必要があります」。 では、家庭内でどんなエリア分けの方法があるのか。 山本准教授によりますと空間を遮断し、隔離した形にする簡単な方法の1つがシートをつかう方法です。 自宅で実験をしてもらいました。 使ったのは透明のシートと養生テープ。 廊下に透明のシートを取り付けて、テープで隙間をふさぎます。 感染者の部屋と家族のゾーンを分離して、基本的にはほかの人が入らないようにします。 2階建ての住宅などトイレが2つあるような構造の家では、できれば1つのトイレを感染者用に専用とします。 そのうえで、トイレの換気扇を使うとさらに効果的に隔離の形ができるといいます。 シートで仕切ったうえでトイレの換気扇を回せば、部屋の外に比べて部屋の気圧が低くなる「陰圧」の状態となります。 陰圧にすることで、部屋に向かって空気の流れが発生し、逆に感染者のいる部屋の空気が仕切りの外へ漏れ出しにくくなります。 山本准教授の自宅の実験では、仕切りの内側と外側の圧力の数値の差は病院の隔離病棟で求められる基準の-2. 5パスカルに近い値になりました。 しかし、トイレを感染者の専用にできる家は限られています。 山本准教授は、そうした場合、ホームセンターなどで売っている「パイプファン」と呼ばれる小型の換気扇を使う方法があるとアドバイスします。 部屋の給気口にこのファンを取り付けます。 そして、廊下に先ほど説明したように透明のシートを取り付けたうえで、部屋のドアの隙間をテープなどでしっかりと塞ぎます。 ファンを回すと、部屋の中の空気が排出され、陰圧になるのです。 このとき、透明のシートが部屋の方向に膨らんでいれば、陰圧になっている証拠といいます。 もちろん夏場はエアコンを効かせながら、換気量を確実に増やすのにも有効です。 ただし、この方法は給気口の本来の使い方ではないため、体調が回復したあとは通常の状態に戻してほしいということです。 東京工芸大学 山本佳嗣准教授 「基本的には、政府の方針のとおり、軽症者でも陽性になった場合はホテルなどの宿泊療養が基本だがどうしても自宅療養を選ばないといけないケースもあります。 そうした際にこのような陰圧とか換気の工夫によって、家族間の感染リスクをなるべく減らすことが重要です。 お互いに予防措置をしていることが安心感につながり、ストレスを少しでも緩和することができると思います」。
次のコロナウイルス関連でマスクが売り切れたりと注目されています。 元々、インフルエンザの流行の時期や花粉対策でマスクをしている方も多いようです。 マスクの感染予防効果についてまとめたコラムです。 マスク予防効果の理論• マスクの実証試験• 有効な(と期待出来る)マスクの使い方• 職場での感染予防としてのマスクについて の順に記載します。 マスク予防効果の理論 風邪予防にマスクといった風潮があります。 病院のスタッフもよくしていますし、なんだか悪い物が鼻や口から入ってくるのを防いでくれそうな雰囲気です。 マスクの通気性(網目の大きさ)と防ぎたい物質の大きさをみてみましょう。 空気感染(飛沫核感染)するウイルスならその論理で良いのですが インフルエンザやコロナの飛沫感染はウイルスに水分や埃が付着して飛んでいます。 (それ未満を飛沫核と呼びます) マスクの網目の大きさより飛沫も小さいのですが、飛沫感染に関してもマスクで(全ては無理ですが)少しトラップ出来そうです。 理論的にはある程度は飛沫感染(エアロゾル)や接触感染を減らせそうです。 とはいえマスクを通さず鼻の横などの隙間からの流入には無防備です。 こういった背景があってマスクが予防に有効か無効か、理論だけでは断定できないために実証試験が行われています。 ということで、健常者がマスクを着用することによる感染予防効果についてまとめたものを紹介します。 マスクの実証試験 日常的なマスク着用による感染予防効果について 結論だけ書きますと、所謂マスク(サージカルマスク)に感染予防効果はありませんでした。 なんと、感染者自身がマスクしても同居の家族の感染率は変わらないという研究も出ています。 インフルエンザにおいては、感染しないさせないどちらにも無効でした。 大事なのは手洗いです。 ちなみに結核のときに使われるN95マスクもインフルエンザへの予防効果がサージカルマスクと差がないことも検証されています。 院内のインフルエンザ発症予防におけるN95マスクとサージカルマスクの有用性の比較 実証試験では効果のなかったマスクですが、 マスクは無駄!無意味!ではがっかりしてしまうと思いますので少しお話します。 有効な(と期待出来る)マスクの使い方 じゃあなんで医療現場でマスクしているの?ということも少し説明します。 普通の白衣でマスクしているのは(感染予防としては)意味ありません。 正しい状況で正しく使用する必要があります。 ・ゴーグル、ガウン、グローブとセットで着用すること ・汚染(不潔)エリアで防護して、出る時に正しい手順でそれらを外して廃棄すること に意味があります。 上のマスクが無効という研究も、日常場面でのマスクの着用を調べています。 不潔エリアで普通の格好でマスクだけして、気分で外して飲食したり目をこすったり鼻をかんでいては何の意味もありません。 ですので患者さん以外では、隔離された感染病棟(病室)をもつ医療機関に務めるスタッフのみがコロナ関連でマスクが必要です。 それでも一般の方が少しでも 効果を期待してマスクを使うとしたら、• 隙間がないよう正しい手順でマスクを付ける• マスクや周囲を触らない• マスクをずらさない、ずらして飲食しない• 外すときにはそのまま捨てて正しい手洗いをする などでしょうか。 マスク着用とセットで こまめな手洗い、 首から上を極力触らない、触る時(顔をかいたり飲食など)には必ず手洗いや消毒後の手で行うと良いと思います。 スマホに付着したウイルスは8時間以上生存していたという研究もありますので帰宅時などに スマホの消毒も良いかもしれません。 これを心がけて使ったから有効というエビデンスはもちろんありません。 誰か試験組んで(僕の思いつきを)証明してくれたら嬉しいです。 ただ、マスクが感染予防に無意味という訳ではありません。 感染者が咳エチケットとしてマスクをするのは有効とされています。 咳やくしゃみで、ウイルスの含まれた唾液が空気中に放出される量を抑えると考えられているためです。 そもそも発症前の潜伏期間は感染力の弱い時期(ゼロではない)とされていますし、咳もくしゃみもない方が話したりした時に飛ぶ唾液からのエアロゾルをマスクが少なくする根拠はありません。 ちなみに、インフルエンザウイルスの実験であってコロナウイルスじゃないと考える方もいそうですがどちらも同じ感染経路(接触感染と飛沫感染)のウイルスです。 様々な風邪ウイルス(従来のコロナ含めて)、インフルエンザウイルス全て同じ感染経路で感染対策も同じようにとられます。 R0に差はあっても予防策の効果も同等と考えられています。 マスク着用は、やって悪くはない、と言えそうですが現状は転売ビジネスやマスクの品薄に加担する事となってしまいます。 WHOから症状のない方はマスクは不要とアナウンスされています。 CDCのガイドラインでも同様の扱いです。 花粉症なのに!という反応を見かけましたが花粉症で鼻水、くしゃみ、咳など症状が出る人はして下さい。 隔離病棟で働く医療スタッフや花粉症の方にマスクが行き渡ると良いですね。 スマホやPCを使って相談出来ます。 医師が対応しますので医療機関の受診による感染のリスクを懸念される方、出歩くことを避けたい方はご利用下さい。 イオン、接客時のマスク着用「原則禁止」 風邪の予防もできないのか…現場から悲鳴 雇用主、被雇用者、顧客とそれぞれの立場がありますが正確な知識が議論の前提には必要だと思います。 健康な方が自分の感染予防にマスクは無意味です。 職場の感染予防を行いたければ• 顧客含めて咳のある感染者はマスクをする• 加湿器で湿度を保つ• 加温して温度が下がりすぎないようにする• 30秒以上の手洗いうがい• 手の触れる蛇口やドアノブのアルコール消毒(ノロウイルスでは次亜塩素酸) などが正しい予防策です。 今はマスクはアクセサリー感覚の方もいますので、 医学的な根拠だけが職場の服飾規定の決定要因になるわけではありませんが、 『せめてもの予防もさせてもらえない職場に不信感しかありません』 というのは見当違いかと思います。 せめてもの予防とやらの為でしたらマスクするより手洗いうがいを頑張る方がいいです。 繰り返しになりますが雇用主、被雇用者、顧客の三方得の解決策があるかは分かりませんが、 正確な根拠を元により良いルールを作るよう議論する方が皆が幸せになれると思います。 花粉症対策のマスクについて 花粉症対策としては有効です。
次のスポンサーリンク マスクの使用基準は以下の通り。 マスクの種類 特徴 通常マスク ・外科用(サージカルマスク) ・ガーゼマスク ・紙マスク ・・・など 「本体のみ」や「セーフティーガード付き」、耐久性の違いなど、様々な特徴を持ったマスクが存在する。 微粒子(N95)マスク 結核菌など飛沫核の吸入防止が可能なマスク 米国ではAORN(米国手術看護協会)やCDC(疾病管理予防センター)等からマスクに関する推奨基準が出されている。 一方で日本では、結核対策としてマスクに関する推奨基準が出されているだけで、それ以外に明確な使用基準を示したものはない。 日本結核病学会予防委員会や「厚生労働省国立病院・療養所・結核院内感染防止のための指針」より、医療従事者による微粒子(N95)マスクの着用が推奨されている。 ここから先は、外科用マスク(サージカルマスク)と微粒子(N95)マスクについて記載していく。 外科用マスク(サージカルマスク)の特徴・装着法・使用例 外科用マスク(サージカルマスク)の特徴は以下の通り。 外科用マスクは、口元にフィットし、飛沫を透過させない構造になっている。 着用時に正しくフィットさせれば、飛沫を完全に防御することができる。 サージカルマスクは、手術中に術者が喋っても、また、血液・体液が飛散しても水分を透過させないように複層構造になっており、水を入れても透過しない。 また、表面が蛇腹になっていて顎の下まで覆うことができ、口元には少しの空間が存在し長時間の装着にも苦しくないように設計されている。 紙マスクやガーゼマスクは、これらの機能がないのですぐに湿潤してしまったり、マスクと顔の間に空間ができてしまうこともある(マスクなら何でもよいというわけではない)。 以下がサージカルマスクになる。 サージカルマスクの正しい装着法 サージカルマスクの正しい装着法は以下になる。 裏と表を間違えないように装着する。 蛇腹の位置が下向きになるようにする。 マスクの上部に金具が装着してある。 この金具を自分の鼻の形に合わせて曲げる。 マスクは蛇腹になっていて、下部を引くと広がる。 下部を引き、十分に鼻・口に密着させて覆う。 湿潤した場合は交換する。 再使用はしない。 サージカルマスクの使用例 サージカルマスクの使用例は以下になる。 手術室等での無菌操作時に装着• 院内等で咳の出る患者及び職員に装着• 咳の出る患者の1m以内に入る場合に装着• 結核患者の輸送時、患者に装着(飛沫が漏れないので、飛沫核の発生を阻止できる) 誰も咳をしていない室内や、外気中ではマスクは必要ない。 マスクは、必要時に正しく着用することによって、多くの感染症を予防することができる。 微粒子マスク(N95マスク)の特徴 微粒子マスク(N95マスク)の特徴は以下などが挙げる。 3㎛(マイクロメートル)以上の粒子を95%カットする。 微粒子マスク(N95マスク)の使用例 微粒子マスク(N95マスク)は、医療従事者や面会者が空気感染源(結核・水痘・あるいは麻疹に罹患し、感染性が高い患者、あるいはその感染症の疑いが濃厚な患者など)に接触する以下のような場合に装着することが推奨されている。 患者が隔離されている部屋に入る。 患者が咳嗽やエアロゾルを誘発・産生する行為を行っている場所に立ち会う。 患者を救急車で搬送する。 患者の気管支鏡検査や剖検を行う。 微粒子マスク(N95マスク)の使用期間 微粒子マスクは(N95マスク)の試用期間は、メーカーによって違いはあるが、破損や汚染が無ければ、1日から数日間使用が可能である。 微粒子マスク(N95マスク)のフィットチェック 微粒子マスク(N95マスク)の使用する際は、マスクの辺縁から空気が流入しないように使用直前に必ずフィットチェックをしておこう。 具体的には以下の通り。
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