モーツァルト ヴァイオリン 協奏曲。 モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第3番」(Violin Concerto No.3, Mozart)

ヴァイオリンの名曲10選【小品から協奏曲まで】おすすめCDも紹介|クラシックなひと時

モーツァルト ヴァイオリン 協奏曲

ソニー・クラシカル名盤コレクション1000 [87] スターンの包容力たっぷりの音色に包まれる絶品のモーツァルト。 録音年代はやや離れているが、スターンは第3番以外、複数回の録音を残していないので、「スターンのモーツァルト」を端的に味わうには、まずはこの全集ということになるだろう。 優しく包み込むような豊かな音色はスターンならではのもので、自由に振舞っているようでいて決して則を外さないその演奏は見事の一言。 2人の指揮者の個性の違いもはっきりと聞き取れる。 アイザック・スターン ヴァイオリン ジョージ・セル(指揮)コロンビア交響楽団 1、5 ジョージ・セル(指揮)クリーヴランド管弦楽団のメンバー 3 アレクサンダー・シュナイダー(指揮)イギリス室内管弦楽団 2、4、6、7 [録音] 1961年1月22日&23日 1 、1961年1月21日&22日 3 、1963年4月19日 5 、クリーヴラン ド、セヴェランス・ホール、1976年2月、ニューヨーク、CBSスタジオ 2、4、6、7 ADD|24ビット・マスタリング• [DISC:1]• ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K. 207 第1楽章• ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K. 207 第2楽章• ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K. 207 第3楽章• ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K. 211 第1楽章• ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K. 211 第2楽章• ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K. 211 第2楽章• ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K. 216 第1楽章• ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K. 216 第2楽章• ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K. 216 第3楽章 [DISC:2]• ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K. 218 第1楽章• ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K. 218 第2楽章• ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K. 218 第3楽章• ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K. 219「トルコ風」 第1楽章 アレグロ・アペルト• ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K. 219「トルコ風」 第2楽章 アダージョ• ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K. 219「トルコ風」 第3楽章 ロンド、テンポ・ディ・メヌエット• アダージョ ホ長調 K. 261• ロンド ハ長調 K. 373• 関連商品• Isaac Stern and Yefim Bronfman Play Mozart Violin Sonatas... Isaac Stern Plays Brahms Sony Classical Masters 5CD 完... Isaac Stern plays Mozart Sony Classical Masters 4CD 完...

次の

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番を聴く(おすすめ楽譜その他)

モーツァルト ヴァイオリン 協奏曲

今日の曲は、モーツァルトの「ヴァイオリンとヴィオラの為の協奏交響曲K364」ですが、これは本当に素晴らしい名曲です。 ヴァイオリン協奏曲の第3番、4番、5番と比べても曲の充実度において、それらを凌ぐ傑作だと思います。 3曲の協奏曲を誉め讃えたアインシュタインも、この協奏交響曲については「モーツァルトがヴァイオリン・コンチェルトで追及したものの頂点である」と述べています。 曲は下記の3楽章構成です。 第1楽章アレグロ・マエストーソ 第2楽章アンダンテ 第3楽章プレスト この曲は、もちろんコンチェルトのカテゴリーに含まれますが、「協奏交響曲」というタイトルからもシンフォニックな色合いが濃いです。 でなければ、結局は女性に家事の負担が重なるだけですし、社会進出の為に結婚も子育ても犠牲にするようないびつな構造になります。 「女性の社会進出」が「晩婚化」「少子化」に増々拍車をかけるだけの結果になりかねません。 さすがはモーツァルトです。 その点、このモーツァルトの協奏交響曲は名曲の割に、アマチュアが一応弾くにはそれほど難しく無いので、よく一人でヴィオラパートだけを弾いて遊びました。 そこで、押入れから本当に久しぶりに楽器を引っ張り出してきて弾いてみましたが、ブランクが余りに長くて、指が全く言うことを聞いてくれません。 音符を一つづつ確かめて、たどたどしく追って行くしか無いのですが、それでもとても懐かしく楽しかったです。 やはり楽器は良いですね。 ということで、僕の愛聴盤紹介に移ります。 デイヴィスの名伴奏に支えられて、独奏の二人が生き生きと名曲を奏でています。 グリュミオーが素晴らしいのはもちろんですが、イタリア人のペリッチャがそれに少しもひけを取りません。 2楽章での綿々と歌い、沈み込んでゆくような雰囲気も最高です。 正に何一つ文句の付けようの無い名演奏だと思います。 独奏の二人も余り目立とうとせずに管弦楽に溶け込もうとしているように感じられます。 そういう点ではユニークな演奏だと思いますが、カッポーネのヴィオラが少々弱いのが気に成ります。 2楽章のドラマティックなうねりなどは圧巻です。 オイストラフのヴィオラは上手いですが、ヴィオラらしい音の厚みに不足するので、何となくヴァイオリンが2台で弾いているようです。 イーゴリのヴァイオリンも悪くありませんが、さりとて特別な魅力は有りません。 それに二人ともダイナミックでやや繊細さに不足するようにも感じられます。 生演奏ということも影響して、ベーム盤以上にソロが目立ちにくい録音ではあります。 モーツァルトが20歳になる一か月前に書き上げたヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」K. 219は、彼の最後のヴァイオリン協奏曲です。 この曲の副題が「トルコ風」というのは、第3楽章にトルコ行進曲風のリズムが現れるからです。 もちろんこの曲でもフランス的なギャラント趣味は失われていませんが、第4番以上にドイツ・オーストリア的な曲想から成っています。 第1楽章アレグロ・アぺルト オーケストラによる提示部に心が涌きたてられた後、ヴァイオリンの序奏から主題に移ってゆく音楽の流れの素晴らしさにはほとほと感心します。 主部では躍動感とチャーミングさが絶妙に融け合っているのが最高です。 第2楽章アダージョ 何という魅力的なアダージョなのでしょうか。 ためらいがちに登場するヴァイオリン独奏のいじらしさには心が震える思いです。 第3楽章ロンド、テンポ・ディ・メヌエット 主部は素晴らしく優雅なメヌエットですが、中間部でアレグロに変り「トルコ行進曲」が登場します。 トルコの軍隊が行進するときの太鼓を表すのに、この曲では打楽器が使われていません。 このコル・レーニョ奏法は、ベルリオーズの「幻想交響曲」やマーラーの幾つかの交響曲などで使われていますが、有名な作品に使われた例としてはこの曲が最初ではないでしょうか。 もしかしたらモーツァルトの発案なのかもしれませんが、そこのところは良く分りません。 優雅なメヌエットとダイナミックなトルコ行進曲の対比が抜群のこの楽章は本当に愉しさ一杯です。 それでは、この曲の愛聴盤のご紹介です。 相変わらず装飾音のセンスの良さには溜息が出ますが、それが少しもしつこさを感じさせません。 常に青春の瑞々しさを失わないのです。 但し2楽章に陶酔感が幾らか不足しているようには感じられます。 初々しさにおいてはフェラスの方が上ですが、逆にグリュミオーは歌い回しの素晴らしさだけでなく表情に艶っぽさが増していて、これもまた非常に魅力的です。 1、3楽章での切れの良さはもちろんですが、2楽章の甘い陶酔感もフェラスを遥かに凌駕しています。 デイヴィスの伴奏するロンドン響も、表情づけと躍動感が非常に素晴らしいです。 フィリップスの柔らかい録音も優秀です。 それは決して躍動感が損なわれているわけでは無く、歌い回しに常にゆとりが有るからです。 2楽章もゆっくりとしたテンポで柔らかく歌い、しっとりとした情緒が一杯にこぼれますが、妙にベタベタすることはありません。 こうした味わいは、やはりウイーンの音楽家ならではです。 歌い回しに、どうしてもくどさや粘り気を感じてしまいます。 レニングラード・フィルも部分的にリズムがコケていたりして、この曲の伴奏は余り経験をしていないように感じられます。 非常に興味をそそられた組み合わせの割には聴後の感動は薄かったです。 モノラル録音ですが音質は水準以上です。 けれでも落ち着いたテンポで常に音楽にゆとりを感じさせます。 オーケストラは超一流とは言い難いですが、指揮振りですので、アンサンブルの呼吸はピタリと合っています。 それでいて、わざとらしいあざとさが全く感じられない自然さが凄いです。 モーツァルトの演奏はどちらか言えば現代楽器の豊かな音を好みますが、この演奏の持つオーケストラも含めて古雅で美しい響きに心から魅了されてしまいます。 3楽章のコル・レーニョが凄まじい叩き方で驚かされますが、メンバーの弓を心配してしまいます。 (笑) ということで、この曲のマイ・フェイヴァリットとしては、アルトゥール・グリュミオー盤、ヴォルフガング・シュナイダーハン盤、そしてモニカ・ハジェット盤の3つです。 モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番は、フランス的なギャラント・スタイルの第3番に続いて作曲されましたが、前作に比べると幾らかドイツ・オーストリア的な色彩が強くなりました。 とは言え、やはり若きモーツァルトの作品だけあって、非常にチャーミングなことには変わり有りません。 個人的には第3番と第5番が特に好きなのですが、第4番にもやはり惹かれます。 この曲は第1楽章冒頭に登場する旋律から、よく「軍隊」の名で呼ばれます。 第1楽章アレグロ 冒頭の提示部の管弦楽による第1主題の勇壮な旋律が軍隊ラッパを想わせるのが、「軍隊」の呼び名の起こりです。 第3楽章ロンド 優雅さの有る軽やかなロンドですが、中間で出てくる変奏曲がとてもチャーミングで魅了されます。 それでは、愛聴盤をご紹介します。 彼の清潔感の漂う美しい音は若く美しいパリジェンヌを連想させます。 それは、まだ男性を手玉に取るような術を覚える前の初々しさを感じさせます。 2楽章ではそんな二人が甘く恋を語らっているかのようであり、とても幸せな気持ちになってしまいます。 いやぁ、若いっていいなぁ。 これはEMIのボックスです。 やはり若い美人パリジェンヌを連想させますが、フェラスよりも艶っぽさがずっと増しています。 この辺りは好みでしょうが、オトコとしては両方とも彼女にしたいところです。 デイヴィスの伴奏は毅然とした立派なもので、正に青年将校のような風格が有り「軍隊」らしさが出ています。 当時のフィリップスのアナログ録音は非常に柔らかく美しいです。 特にシュナイダーハンのヴァイオリンがウイーン風に柔らかく奏でられていて素晴らしいです。 これだけのソロを聴かせられる人が果たしてその後のウイーンに現れたでしょうか。 古楽器による演奏としては充分に満足できる出来栄えなのですが、彼女であれば更にモーツァルトらしい自由奔放さと愉悦感を期待してしまいます。 2楽章の歌も余りに淡々とし過ぎていて食い足りなさを覚えます。 但し、オーケストラの響きは古雅でとても美しく文句無しです。 モーツァルトのヴァイオリン協奏曲は全部で5曲有りますが、第1番が書かれた翌々年に残りの4曲がまとめて書かれました。 ですので、ほぼ同時期に書かれたことになりますが、曲の充実度においては第3番以降の3曲が圧倒的に優れています。 モーツァルトの熱烈な愛好家としても知られたアインシュタインは、作品評については結構辛口ですが、この3曲については「モーツァルトの精神が生きている」と賛辞の言葉を記しています。 そのうちの第4番と第5番にはドイツ的な要素も感じられるため、最もフランス的で純粋なギャラント・スタイルの傑作が第3番ということになります。 本当にチャーミングで、心から愛さずにはいられない作品です。 第1楽章アレグロ 冒頭から飛び出す第1主題が非常に印象的で、ヴァイオリンが提示部の後に再び第1主題を奏でますが、それだけでこの曲のとりこに成ってしまいます。 第2楽章アダージョ フランスの影響を受けた甘く夢見るような音楽の魅力に溢れていて、モーツァルトを聴く喜びに浸り切れます。 第3楽章ロンド、アレグロ やはりフランス風ですが、中間部で登場するアンダンテとアレグレットのチャーミングなことといったらありません。 モノラル録音とは思えない豊麗な音に耳を疑いました。 これは最近テスタメントがリマスターしたCDですが、音の魅力はほぼ再現されています。 ゆったりしたミュンヒンガーの伴奏に乗って、フェラスがこぼれるような美しい音と若々しい表情で曲を堪能させてくれます。 いまだに魅力を失わない全くもって素晴らしい演奏です。 シューリヒトのテンポは意外にゆっくりで、ボスコフスキーが更にのんびりとした甘いウイーン節を奏でています。 確かに古き良き時代のウイーンを感じさせますが、反面ギャラント風の味わいが消えてしまっていて多少戸惑います。 録音は当時のライブとしては水準以上ですが、音色がどうしてもモノトーンに感じられるのが弱点です。 明るく美しい音色に加えて、ヴィブラートやトリルなどの装飾音のセンスの良さには溜息が出ます。 デイヴィスの若々しく切れの良いオーケストラ伴奏に乗ってヴァイオリンが自由自在に駆け回っていて、若きモーツァルトの最良の姿と言えます。 ギャラント風の演奏として最右翼の一つだと思います。 フィリップスの柔らかい録音も素晴らしく、古さを全く感じさせません。 どうせギャラント風で無いのであれば、ウイーン風に徹し切って欲しかったところですが、さりとて、この3曲をまとめて録音したウイーンの人も思い当らないのでやはり貴重です。 楽器の音も相変わらず美しいです。 自作のカデンツァはベートーヴェン的で微妙ですが、まぁファン・サービスだと思いましょう。 サヴァリッシュがベルリン・フィルをがっちりと引き締めていて少々厳し過ぎるようには感じますが、立派で上手い伴奏ではあります。 個人的には、ギャラント風の味わいが欠けるのがやはり物足りないような気がします。 ハジェットはバッハでも自由に演奏しますが、モーツァルトの音楽との相性は抜群です。 洒落っ気やユーモアが一杯に溢れていて、モーツアァルト自身がヴァイオリンを弾いたらこんな感じではないかと思えるほどです。 現代楽器、古楽器の領域を越えて非常に素晴らしい演奏だと思います。 ということで、マイ・フェイヴァリットとして、クリスチャン・フェラス盤、アルトゥール・グリュミオー盤、モニカ・ハジェット盤の3つを上げます。

次の

モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第3番

モーツァルト ヴァイオリン 協奏曲

モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第3番」 Violin Concerto No. この曲は必ずしもモーツァルトの代表作ではありませんが、大変明るく 初心者の耳に馴染み易い曲だと思われます。 暑くて何も考えたく無い時に聴くには最適です。 又 協奏曲 ニ長調(第7番) K271a:1777年(21歳) 協奏曲 変ホ長調(第6番) K268 :1780年(24歳)頃か? の2曲も偽作の疑いが濃厚とされて居ます。 そして 本人作曲が確実な残りの5曲のヴァイオリン協奏曲(第1〜第5番)は全て 1775年(19歳)の作です。 私がと評した『ヴァイオリン協奏曲第3番』は以上の様な背景から生まれて居ます。 聴いた後はディヴェルティメントを聴いた後と同じく、気持ちが明るく成り安らぎます。 この第3番は第1番・第2番の協奏曲の2〜3ヶ月後に作曲されましたが、第1番・第2番は言わば新様式の習作で、 この第3番で初めて独自の新境地を確立することに成功して居ます。 僅かに ヴァイオリンとヴィオラの為に協奏曲(K364)や二重奏曲(K423、K424)が有るのみです。 その証拠にピアノ協奏曲は35歳の最晩年迄書き続けて居ます。 こうして見ると作曲家と言うのは 「楽器に対しては征服欲旺盛なテクニシャン」の様です!! 従ってモーツァルトが75年に集中してヴァイオリン協奏曲を書いたのはヴァイオリンへの興味からでは無く、 ギャラント・スタイルの繊細な艶(つや)を表現するのには独奏ヴァイオリンの技巧が際立つヴァイオリン協奏曲という形式が最適と考えたからだ、と私は推測して居ます。 音楽で見るならば、先ず技術的変化としてJ. この技術的単純化だけなら「前期バロックへ帰れ」という復古主義で終わったのですが、元には戻れない社会的状況の変化が有ったのです。 音楽の内容に眼を向けると、大バッハの音楽の背後に常に付き纏っていた「神」に代わって、ロココの音楽には 世俗的な贅沢趣味が前面に出て居ます。 それは 音楽を享受する主体がそれ迄の教会から貴族たちの サロンへと移行したことを反映して居るのです。 教会で顰(しか)め面して聴く音楽では無く、教養的には軽薄だが美しい貴婦人たちとお茶を飲み乍ら会話や口説きの効果を倍化させて呉れる 社交音楽が求められる様に成りました。 バロックからロココへの推移は正に 「重厚長大」から「軽薄短小」への社会的風潮の変化の反映でした。 但し、この時代の音楽が世俗化したと言っても所謂クラシック音楽の範疇の曲を享受したのは宮廷や貴族や金持ち階級に限られて居ましたから、決して野卑では無く 貴族的雰囲気が濃厚でした。 尚、ギャラント・スタイルの呼称はに由来します。 フランスの クープラン、イタリアの D. スカルラッティや ペルゴレージを創始者として、ドイツでは テレマンや ヨハン・クリスティアン・バッハ(=J. 少年時代モーツァルトは演奏旅行の途中1764年(8歳)にロンドンで クリスティアン・バッハに学んだのが大きく、クリスティアンの膝の上に乗って一緒にチェンバロを弾いたという程可愛がられ、ギャラント・スタイルの洗礼を受けて居ます。 この頃作曲された 『交響曲第1番』を始め モーツァルトの初期の作品にはクリスティアンの影響が特に顕著で、後の各品からもその影響は消え去っては居ません。 従って青年モーツァルトがミュンヘンに於いて、より派手なフランス風ギャラント・スタイルに心躍らせたのも、既に自己の中に在った要素と共鳴したからに他なりません。 私は クリスティアン・バッハの作品を聴き比べることをお薦めします。 しかしロココの時代はを少々甘やかし過ぎた様です。 この娘の求めに応ずるが儘に甘さを振り撒き、 音楽の外面は明るく華美で繊細な技巧で飾られましたが、内面は単純化・通俗化され精神性は失われました。 こうした状況の中から過度の「軽薄短小」化への反省が起こり、 精神性の回復と新しい時代要請に答えられる 普遍的な形式の確立に向かう動きが現れたのも又当然の成り行きです。 モーツァルトが年代的にはロココ末期に生まれたのに対し、ハイドンはモーツァルトより24年前に生まれ年代的にはロココ全盛時代を生きた人でした。 しかし 生きた年代とは逆にロココ様式の影響を強く受けたのはモーツァルトの方です。 その理由として私は モーツァルトの性格が明るく繊細で女性的で、生来 「ロココ的性格」であったから、と考えて居ます。 しかし、私たちが今日彼の古典派様式の音楽を聴き、 「ここがモーツァルト的だ」と感じる部分はやはり 「ロココ的」なのです。 遺伝的かどうか判りませんが、 モーツァルトは子供を数人儲けましたが殆ど生まれて直ぐに死んで居ます、これはモーツァルトの兄弟姉妹と同様です。 悲しかったと思いますが、しかし彼の楽曲にはそんな悲しみなど微塵も表れて居ません。 27〜1791. 古典派三巨匠の一人(他はハイドンとベートーヴェン)。 幼時から楽才を現し、短い生涯中、6百曲以上の作品を書いた。 18世紀ドイツ/フランス/イタリア諸音楽の長所を採って整然たる形式に総合し、ウィーン古典派様式を確立。 多くの交響曲・協奏曲・室内楽曲の他、数多くの歌劇を書いた。 代表作は 交響曲「ジュピター 第41番 」「ト短調 第40番 」、 ピアノ協奏曲「戴冠式 第26番 」、セレナーデ 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、室内楽曲の 「クラリネット五重奏曲」、声楽曲の「レクイエム」、 歌劇「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」など。 14〜1787. 28)で ヴォルフガング・モーツァルトの父。 幼少のヴォルフガングの天分を見出し各地の演奏旅行に同行させる。 作曲家としては 「おもちゃの交響曲」他の交響曲/協奏曲/セレナーデ/嬉遊曲などを残すが、教則本 「ヴァイオリン奏法」が有名。 人口14万。 7世紀建設。 798年から1,000年以上も 大司教が統治。 岩塩取り引きなどの商業中心地として栄えた。 11世紀の ホーエンザルツブルク城や ミラベル宮殿、17世紀イタリアルネサンス様式の ザルツブルク大聖堂を始め多数の寺院など美しい建物・広場が多く 世界で最も美しい町の一つと言われ、歴史地区は世界遺産に登録。 機械・電子・繊維などの工業が盛ん。 モーツァルトの出生地で毎年夏に国際音楽祭(=ザルツブルク音楽祭)が開かれる。 オーストリアの植物学者・ ケッヘル Ludwig von Koechel (1800〜1877)が始めたもので、略作曲年代順に付けられて居る。 略号 K。 メヌエット/行進曲/舞曲などの楽章から成り、セレナーデに類似。 ハイドン/ モーツァルトがその代表的作曲家。 嬉遊曲。 ソナタ・交響曲・協奏曲などの 第1楽章に主に用いる形式。 普通、2つ又は1つの主要主題を持ち、 提示部・展開部・再現部から成り、 序奏や 結尾部(コーダ)を付けることも有る。 主題が同じ調で繰り返される間に異なる楽想の副主題が挿入されるもの。 ソナタや協奏曲/交響曲などの 最終楽章に多い。 回旋曲。 輪舞曲。 ハンガリーの エステルハージ侯爵の宮廷楽長。 ウィーン古典派三巨匠の一人(他はモーツァルトとベートーヴェン)。 ソナタ・弦楽四重奏曲・交響曲の形式を大成して 古典派様式を確立し、モーツァルトやベートーヴェンに影響を与えた。 作は百曲余りの交響曲、弦楽四重奏曲、オラトリオ 「天地創造」「四季」など。 「交響曲の父」「弦楽四重奏曲の父」と呼ばれる。 一般に、 1780年頃以降の ウィーン古典派を指す。 それ以前の前古典派には北ドイツ楽派/初期ウィーン楽派/マンハイム楽派等を含む。 ウィーン古典派は円熟期の ハイドンや モーツァルト、中期迄の ベートーヴェンに当たり、今日の音楽教育の基礎と成っている。 古典音楽。 啓蒙主義の悟性偏重的側面に反対し、社会の旧習を主観的/感情的に激しく批判した。 ドイツの劇作家クリンガー戯曲の題名に由来。 この時期に ゲーテの「若きウェルテルの悩み」や シラーの「群盗」などが書かれた。 このオペラは好評を博しました。 思いを寄せる女性の家の窓辺で夕べに歌い奏する音楽。 [2]. 18世紀以降のヨーロッパで盛んに成った器楽の形式。 多くは管楽/弦楽/管弦楽の為に作った比較的軽い性格の多楽章の楽曲。 セレナード serenade[仏]。 セレナータ serenata[伊]。 小夜曲、 夜曲。 通奏低音の上に、 異質的・対比的効果を生かした楽曲様式が特徴。 モンテヴェルディ/ コレルリ/ ヴィヴァルディ/ テレマン/ ヘンデル/ バッハらが代表的作曲家。 主なジャンルはオペラ/オラトリオ/協奏曲/ソナタ/組曲など。 フランスの ルイ15世時代の装飾様式。 バロック様式のあとを受け 1723年から60年頃迄流行。 曲線過多の濃厚・複雑な渦巻・花飾・簇葉・唐草などの曲線模様に淡彩と金色とを併用。 画家では ワトー/ブーシェ/ フラゴナールらがその代表。 [2]. ロココ美術の時代様式概念を音楽に適用した名称で、 ロココ音楽 music of the rococo, Musik des Rokokos[独])とも呼ばれる。 音楽史の上では、バロックと古典派の間の 過渡的様式として位置付けられる。 概して、 18世紀前半の 宮廷生活を反映した、優美で装飾的な音楽を言い、 クープラン/ ラモー/ D. スカルラッティらが代表者。 又、 ヨハン・クリスティアン・バッハや 青年モーツァルトもこの様式に感化された。 大バッハの末子。 ミラノとロンドンで活躍し、兄のエマヌエル同様に 前古典派様式を代表する音楽家として モーツァルトにも影響を与えた。 補足すると、クリスティアンは1762年からロンドンに定住し、 「ロンドンのバッハ」とも呼ばれます。 大バッハの長男。 ドレスデンやハレの教会のオルガン奏者。 「ハレのバッハ」と呼ばれた。 大バッハの2男。 前古典派様式の代表者としてハンブルクやベルリンで活躍。 和声的・単音楽的な新しい様式のソナタ形式を完成させる上に大きな役割を果たした。 父カール6世の家憲に拠り1740年に即位し、 ハプスブルク家の全領土を継承。 諸国が反対して オーストリア継承戦争が起り、プロイセンにシレジアを割譲したが、夫フランツ1世の帝位を確保。 七年戦争に敗れたが、オーストリアの内政改革に大きな業績を挙げた。 女帝の第9皇女が マリー・アントワネット。 マリア・テレサ。 ライヒテントリット著、服部幸三訳、音楽之友社)。

次の